ローコードテスト自動化ツール T-DASH

2025/02/10

12月19日「T-DASHテスト自動化セミナーT-DASHハンズオンセミナー~Androidアプリを実際にテスト自動化してみようvol.1~」の質疑に関して

12月19日に開催しました、「T-DASHテスト自動化セミナーT-DASHハンズオンセミナー~Androidアプリを実際にテスト自動化してみようvol.1~」にて、セミナー中やアンケートにて多くのご質問や課題を頂戴いたしました。
時間の都合上、セミナー中に皆さまのご質問にお答えできなかったこともあり、ご参加いただきました皆さまから頂戴したご質問・課題について、回答として掲載いたします。

ぜひ、ご参考にご覧ください。

Q&A

Q1:エミュレーターは起動していますが、cmdでリストが表示されません。この後の操作に問題はありますか?

ご回答が遅くなり申し訳ありません。
adb devicesといったADB系のコマンド実行で結果が取得できない場合、T-DASHでのテスト実行にも影響が出る可能性があります。
以下URL記載の手順をご確認いただけますと幸いです。
Android Studioのインストールと環境設定


Q2:「Appim Inspectorの起動に失敗しました。」のエラーが出ます。

Appium Inspectorが未インストール、もしくはT-DASHが認識できないディレクトリへインストール(解凍)されている場合、T-DASHからの起動に失敗する可能性があります。
Appium Inspectorの実行ファイルを直接起動の上、T-DASH内ダイアログの端末接続情報テキストボックスに表示されている内容をコピーしていただけると、同様の手順が実行可能となります。


Q3:appActivityの入力で、.MainActivityと記載されているものと、com.valtes….MainActivityと記載されているものがあるようですが、

表記が混在している状況申し訳ありません。
com.valtes~のAppPackage文字列を含む形でAppActivityを指定いただくことを推奨しておりますが、AppPackage部分を省略しての表記でも動作する状況です。
こちらについては資料の表現の見直しや凡例の充実など入力内容が分かりやすくなるようフィードバックとして反映させていただきたく思います。


Q4:ローディングのXpath取得は何度やってもできません。(実機です。)具体的に何をどうすればよいか、再度説明してもらいたいです。実際にこういう使い方はしない気もしますが・・・

ログインボタンをクリック後に素早くRefresh Source&ScreenShotをクリックする必要があります。
実際の運用では、ソースコードから解析してXpathを取得することもあります。


Q5:(本日のセミナー内容とは直接関係ない質問で恐縮なのですが、)
T-DASH Android正式版、およびiOS版のリリース目途が立っておりましたら、ご教示いただけますと幸いです。

今年度(2025年3月)中に正式リリースを予定しております。


Q6://android.widget.ScrollView/android.view.ViewGroup/android.widget.LinearLayout
が取れちゃうんですが・・・

現象からすでにローディングが終わった後のスクリーンショットが取れています。端末の速度が速いのでRefreshボタンが間に合わないか、複数回クリックしてしまっているようです。


Q7-1:デバッグ中に画面定義で行ったパス取得で正常にパスが取得できていなかった場合に、改めてパスを取得するのにデバッグ画面を一度閉じ、再度Appiumを開く必要があるかと思います。
デバッグ画面とAppium両方を維持しておく方法などはあるのでしょうか?

以下手順でデバッグを行いつつ画面要素の取得を行えましたので参考にしていただければと思います。

  1. デバッグ機能を開きアプリケーションを起動するの手順の1つ下にブレークポイントを設定する(行数の左側に赤丸が付くとOKです)
  2. デバッグを実行しアプリケーションが起動するのを待つ
  3. アプリケーションが起動したことを確認しAppium Inspectorを起動する
  4. 「(実行中のセッションに接続)」タブをクリックすると接続が可能なAppiumセッションとしてデバッグで利用しているものが表示されるため「(セッションに接続する)」をクリックする
  5. デバッグ中で表示している画面の要素(XPath)の取得が可能となる

Q7-2:座標指定で画面のスワイプを行う試験を作成し、数回実施したのですが毎回別の位置に停止し同じ箇所に遷移しません。原因としてはどのようなことが考えられますか?

エミュレーターをお使いの場合は動作PCの負荷状態によって画面操作が遅くなり、同じ操作位置を指定していてもズレが発生する可能性があると思われます。また、テストケースを作成した端末とテストを実行する端末が異なる場合は画面サイズ(解像度)によりタップ位置に差が出るためズレが発生します。複数端末でおおよその位置を合わせたい場合は座標パーセント指定でのスワイプをおすすめいたします。

Q7-3:画面の遷移が早く、要素が表示される前に操作を行おうとしてエラーが起こることがあります。
待機コマンドを使わず、各操作の間隔を変更することはできませんか?

以下の手順を利用することで対策することが可能です。
 ・アプリケーションに要素が表示されるまで待つ
 ・アプリケーションに要素が表示されなくなるまで待つ

Q7-4:試験実行後、「テスト実行を終了しています」から画面遷移が行われずテストレポートの確認やHome画面へ遷移ができない場合があります。
何か対策はありますでしょうか?

記載いただいた事象からテスト実行ダイアログ内「テスト実行を完了する」ボタンをクリック後、「レポートを作成して終了」ボタンをクリックされたと推測します。内部処理上、「レポートを作成して終了」を押されたタイミングでテスト終了指示は出しますが、実行対象となっているテストケースまでは通常通り実行+レポート作成を行うためケース内容によっては操作可能(テスト完了)までに時間がかかる可能性があります。
即時にテストを終了したい場合は「強制終了」をクリックいただくと、操作可能(テスト完了)までの時間はレポート作成終了よりも掛からないためご活用いただければと思います。
万が一数分待っても「テスト実行を終了しています」状態が続く場合は内部エラーが発生している可能性があるため、T-DASHを再起動いただきますと操作可能となります。(内部エラー発生時は事象把握のためお問い合わせいただければ幸いです)


Q8:使い慣れるまでは、テストシナリオを作成するまでの時間がかかりだと感じました。
使用するアプリが多く、画面を行き来する必要があり、その辺りも慣れが必要と感じました。

使用するアプリの多さやセットアップの煩雑さについては弊社としても課題と認識しております。
使い勝手の部分については随時調整を行い、複雑な手数なくテスト自動化を実現できるよう開発内で検討してまいります。


Q9:Android対応はまだβ版という事で、なかなか環境設定などの事前準備や個々のツールの連携など大変でしたが、最終版では改善されることを大いに期待しています。ちなみに、今日の内容とボリュームですと、事前に一度予習して臨みましたが、必須だと思いました。

ハンズオンセミナーへのご参加ありがとうございました。
2025年3月のiOS/Mac対応版リリース時に事前準備の煩雑さを緩和する対応も入れる見込みであり、使い勝手を追求したアップデートを随時行ってまいります。
予習に関するご意見についても、セミナー運営に内容共有した上で今後の内容に反映してまいります。


Q10:試験の実行間隔についてはどこで定義されているのでしょうか?
1ファイル500行までと決まっているため頻繁に要素が表示されるまで待つ操作を入れると試験が複数となってしまいます。

1テストケース500手順についてはT-DASH内部で定義しており変更ができない値となっております。
(テスト実行時のパフォーマンスを勘案した上で設定いたしております)
テストケースの作成内容によっては手順数が不足する点を認識いたしましたので、こちらの値については開発側で改善策を検討させていただきます。


Q11:今回は聴講だけの参加でしたがモバイルでの自動化イメージができてよかったです。
Webアプリの画面定義がエラーになりxpathを手動取得しましたがリカバリできず途方に暮れておます。また、昨日のハンズオンで最後課題の画面定義どおりに設定してもエラーになりますが、こちらの環境の問題なのでしょうか・・・
貴社サイトの動画をいくつか拝聴して学んでおりますが「間違い易いポイント集」な資料等がありましたらご教示いただけるとありがたいです。

ハンズオンの内容でエラーとなった点、ご不便をおかけし申し訳ありません。
AndroidのXPathについては、使用するOSによっても取れる内容が変わることを確認しています。そのため、資料内で使用していたAndroidバージョンとハンズオン時に利用いただいてたAndroidバージョンが異なっていた可能性があります。こちらについては環境ごとに差異が出ない、また出たとしてもリカバリできる内容となるよう見直しを行います。

よくあるお問い合わせ含めT-DASH活用中の困りごとについては「チュートリアル」「トラブルシューティング」としてT-DASHサービスサイトへ掲載しているため、そちらをご確認いただけますと幸いです。

 参考
T-DASHチュートリアル
チュートリアル : トラブルシューティング

上記を確認の上、解消できない場合は、T-DASH画面右上のメールアイコンよりお問い合わせいただけますと、内容確認の上対応させていただきますので、ぜひご活用ください。


以下の内容について、今後対応予定であるか、対応予定であればリリース時期をわかる範囲で良いためご確認いただきたいです。

Q12-1:iOSのリリース時期が2025年内と回答がありましたが、Q単位で時期が明確化しましたら共有いただきたいです。

iOSのリリース時期は、2025年3月にてリリース予定しております。


Q12-2:Androidアプリのテスト自動化のPC端末構築手順が、複雑かつエラー系のAppendixが不十分に思います。パッケージ化などはt検討されていますでしょうか。


2025年3月リリース版については環境構築をT-DASHで行えるようにし、複雑な手順なく利用可能となる予定です。
リリース後についても使い勝手の向上施策は行っていきます。


Q12-3:Androidアプリのテスト自動化はWindowsのみサポートされているとのことですが、Macのサポート予定はありますでしょうか。

Mac版についても2025年3月にリリースを予定しております。


Q12-4:モバイルとブラウザを一つのテストケース内で実行できる予定はありますでしょうか。

現時点で予定はありませんが将来的な構想の1つとして存在します。
お客様からご要望があることを踏まえて対応を検討していきたく思います。


T-DASHでは、T-DASH公式サイトにて様々な使い方を紹介するチュートリアルや機能についてのFAQがございます。また、ご利用に関するご不明点はT-DASHサポートまでお気軽にご相談ください。
引き続き、T-DASHをよろしくお願いいたします。

セミナーに関する情報は、>>ウェビナーやイベント情報 からご確認いただけます。